こんにちは。& CROP編集部の野崎です。
コロナウィルス感染拡大の影響でアパレルの売上が低迷する中、アパレル業界の有り方も、消費者の服に対する考え方も一度立ち止まって考える機会ができたように感じます。
ECでの販売を強化したブランド、SNSを始めたブランドも多いのではないでしょうか。しかし写真で伝えるとなると、どうしても見て分かりやすい全体のシルエットが重視され、生地の質感や小さな服飾資材へのこだわりは伝わりづらいです。
そこで、今回は写真で目に留めてもらえるような、いわゆる「写真映え」を意識した服飾資材をご紹介します。
写真映えするアパレル資材 5選
今回ご紹介する資材は5つ
- 高級感抜群!マットな質感が魅力の止水ファスナー
- 鮮やかなネオンカラーの反射材 RefLite(レフライト)
- ウエストや側章に! ジャガードロゴ入りテープ
- ブランド名をかっこよく見せたい!立体ロゴの転写マーク
- ネオンカラーがパッと目を惹く ナイロンベルト
高級感抜群!マットな質感が魅力の止水ファスナー
YKKの止水ファスナー「Aqua Guard(アクア ガード)」のビスロン マットタイプです。
アクアガードにはエレメントがコイル状になっている「コイルファスナー」と射出成型でブロックのような形状の「ビスロンファスナー」の2種類があります。
- Aqua Guard(アクア ガード) コイル(ツヤタイプ)
- Aqua Guard(アクア ガード) コイル(マットタイプ)
- Aqua Guard(アクア ガード) ビスロン(マットタイプ) の3種類
その中でも特におすすめしたいのが、ビスロンファスナーのマットなテープタイプです。
止水ファスナーというとツヤのあるタイプがよく使われていますが、マットタイプはファスナーそのものが圧着仕様のような見た目で、シックで高級感が出ます。カジュアルウェアに使用するのであれば、ツヤタイプよりもマットタイプの方が生地との馴染みも良いです。
また、あまり知られていませんが、デザイン性のあるテープとして革調テープの止水ファスナーもあります。
こちらもデザイン性があって面白いです。ワンポイントとして取り入れるのもいいですね。
止水ファスナーは通常ファスナーの大体3倍程度の価格となります。人気のファスナーですので早め早めの発注をお願いいたします。
鮮やかなネオンカラーの反射材 Ref Lite(レフライト)
「反射材」「リフレクター」というとシルバーやブラックのイメージですが、実は色展開があります。その中でもアパレル向けに豊富な色を展開しているのが「Ref Lite(レフライト)」です。
特にネオンカラーが豊富で「ネオンブルー」「ネオングリーン」「ネオンオレンジレッド」「ネオンルビン」「ネオンレッド」「ネオンレモンイエロー」「ネオンオレンジ」「ネオンバイオレット」の8色展開となっています。
色鮮やかな反射材を使うと、リフレクト機能を発揮していないときでもかなり目立つので、デザインのひとつとして使うことができます。使用方法としては、テープ状にして圧着させる・端にパイピングテープとして使用する・ワッペンに加工する など様々です。
アイデア次第で色んな使い方ができそうですね。
こちらのようにRef Liteがクリエイターとコラボした製品もあります。
Ref Lite × NFFN – QUI LIMITED EDITION
デザインの一部として、反射材の新しい使い方を考えてみるのも面白そうです。
ちなみに10mmのテープ状に加工した場合、色にもよりますが1m 60円~80円程度になります。
ウエストや側章に! ジャガードロゴ入りテープ
ウエストや側章におすすめしたいのが、ブランドのロゴ入りジャガードです。ブランドロゴは、そのブランドが持っているイメージを最も表現しているものです。ウエストのゴムや側章にブランドロゴを入れることで、オリジナル性の高い製品に仕上がります。また、テープの幅を太くすれば、文字の大きさも調整できるため、大きめのロゴにすると写真で見てもかなりインパクトがあります。
ジャガードに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ジャガードとは?~ジャガードの種類、発注の際の注意点~
ブランド名をかっこよく見せたい!立体ロゴの転写マーク
ジャガードロゴ入りゴムに引き続き、ブランド名をかっこよく見せるための方法として、立体ロゴの転写マークもおすすめです。
立体ロゴの中にもさまざまな種類がありますが、袖や胸に使えば、一気に高級感が増します。小さなマークだと製品全体の写真を撮ったときはそこまで目立ちませんが、拡大写真も一緒に載せられる場合は写真でも映えます。
特に、転写マークの中でも凹凸感のある、立体ロゴのマークは存在感があって見栄えがします。
但し、立体ロゴの転写マークの場合、生地との相性、転写条件(温度や圧力)に注意が必要です。
平らな転写マークに比べて熱が伝わりにくいので、転写条件(温度や圧力)を守らないと、取れやすくなってしまったりと問題につながります。転写条件は必ず守り、事前に生地との相性に問題がないかどうかテストをするようにしてください。
ネオンカラーがパッと目を惹く PPテープ
鮮やかな色が目を惹く、ネオンカラーのPPテープです。
かっこいいバックルと組み合わせて使えば、シンプルなデザインの製品でもパッと目を惹くウエストになります。
また、別注(オリジナル)商品になりますが、ネオンカラーを組み合わせてジャガードで柄を出したテープもあります。自分のブランドだけのオリジナルベルトを作ることができますよ。
PPテープはドライクリーニング不可となりますのでご注意ください。
ジャガードで作成する場合、最低ロットは500mほど必要になります。単価はテープの厚みや配色・サイズによっても違うため、ご興味のある方は弊社営業までお問合せください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ECやSNSなどの写真で製品の魅力を伝える!となると、どうしても表生地やシルエットに注目してしまいますが、服飾資材を変えることでもアピールすることができます。
私も記事作成のために「映え」の資材を探していたら、「どんな使い方でどんな写真を撮ったら映えるかな?」とワクワクしました!
ぜひ、自分のブランドに合った「映え資材」を探してみてくださいね。
今回ご紹介した資材は弊社で取り扱いがございます。「詳しく知りたい!」「実物がみてみたい!」など、興味のある方はお問合せフォームよりご連絡ください^^