アパレル資材手配の流れ~アパレル副資材商社クロップオザキの場合

&CROP編集部の野崎です。

皆さまは、普段アパレル資材をどのように手配していますか?

オカダヤなどの手芸店で購入する、通販サイトで購入する、工場にお任せ手配 など様々な方法があります。ですが、規模が大きいアパレルブランドの場合、資材を1つずつ自分で探し、必要な数を取りまとめ、複数箇所に手配をかけて、海外へ出荷する…というすべての流れを自社で行うことはしません。

資材手配や資材出荷・輸出などの煩わしい仕事は丸ごと任せるために、大手アパレルは資材の提案から取りまとめて手配、輸出までしてくれる「付属屋」つまり、アパレル副資材商社を使います。

※付属屋とは・・・ボタン・ファスナー・テープ・裏地など 服を作るために必要な 表生地以外の素材を手配する商社の別称。

&CROPを運営している株式会社クロップオザキは、その「付属屋」業務が中心の会社です。

今回は、付属屋であるクロップオザキがどのような流れでアパレル資材を手配しているのか、ご紹介したいと思います。

※今回ご紹介する内容は一例であり、お客様に合わせた形で資材を提供しています。

アパレル資材手配の流れ

~クロップオザキの場合~

大きな資材手配の流れとしては、

  1. 企画打ち合わせ
  2. 1st サンプル
  3. 各色サンプル
  4. 先上げサンプル
  5. 量産

となります。

次に、それぞれどのように進めていくかご案内します。

1.企画打ち合わせ

1stサンプル作成の前に、お客様と弊社の営業で、付属(アパレル資材)決めの打ち合わせを行います。

「こんな資材を探している」というご要望に合わせて資材をご用意したり、ブランドや製品のイメージに合った資材をご提案していきます。

弊社にはアパレル資材のサンプル帳がひと通り揃ったショールームがございます。サンプル帳を持ってお客様のもとに お伺いすることもあれば、「たくさん種類を見て決めたい」という場合は、ご来社いただきショールームで打ち合わせをすることもあります。

2.1stサンプル

打ち合わせで決定した内容をもとに、サンプル用の資材を手配していきます。

1stサンプルは製品の形を見るサンプルで納期優先であることが多いため、納期に応じて最短で手配できる代替品を手配することもあります。

基本的にサンプルの資材は、1品番ずつ袋分けをしてご用意します(サンプルセット)。(※手配数によって別途料金がかかることもあり)

1つのサンプル製品を作る資材が、1袋の中にまとめてある」というようなキットの状態になっているので、受け取る方(縫製工場の方)も混乱することがなく、サンプル縫製に取り掛かりやすいです。

サンプルセットの一例の画像
サンプルセットの一例

3.各色サンプル(2ndサンプル)

1stサンプルが上がったら、そのサンプルを見ながら修正打ち合わせをし、資材を再検討した後に各色サンプル用(2ndサンプル)資材の手配をしていきます。

展示会を開く場合は、この各色サンプルを展示会で使用することが多いので、基本的に代替はせずに量産で使用する予定の資材を使って製品をつくります。

表生地と同じように、アパレル資材(付属)の中にも納期が掛かってしまうものがあります。特にファスナーは、種類・色が膨大で基本的に受注生産となるため納期が掛かることが多いです。ファスナー以外にも、加工が必要な資材や、たまたま在庫が切れていて生産中の資材がある可能性もあります。

クロップオザキでは、在庫の確認や、納期が掛かりそうなものは事前にアナウンスをしてお客様に先行発注をお願いすることで、ご希望の資材投入日に間に合わせるよう努めています。

4.先上げサンプル

先上げサンプルは量産を縫製する工場が最終確認するためのサンプルで、依頼があった場合は1st・各色同様に1品番ずつ袋分けしてご用意します。

5.量産

量産の最終的な仕様(使用する資材)と生産枚数(SKU)が決まったら、資材を手配します。

お客様の運用体制に合わせ、柔軟な対応

必要な資材数量をご連絡いただく場合もあれば、企画書と生産枚数と要尺(1着あたりの必要数量)をご連絡いただき、弊社独自のシステムを使用して、こちらで必要数量を計算して手配する場合もございます。納期の確認や数量の調整などをご相談させていただきながら、手配を進めます。

海外縫製の場合の海外デリバリーにも対応

海外で縫製する場合は、海外へのデリバリーも可能です。出荷方法は輸出梱包での港・空港の越仲倉庫へ出荷、クーリエでの直接現地への出荷があり、書類関係(Proforma Invoice、Total Invoice、Packing List)の作成も承っております。

輸出書類の一例画像
輸出書類の一例

 

付属屋(アパレル資材商社)を活用するメリット/デメリット

メリット

  1. 手間が省ける
  2. こだわりのアパレル資材(付属)が使えるようになる
  3. 自社で購入できないルートのアパレル資材も購入できる
  4. アパレル資材(付属)が原因のクレームを防ぐことができる
  5. 別注資材(ロゴ入り等のオリジナル資材)を作成できる
  6. 納期管理も安心
  7. サンプル時は納期に応じて代替品を使うなど 臨機応変に対応できる

メリット1.手間が省ける

メインの素材である「表地」を主役として捉えがちですが、表地だけでは洋服はできません。表地以外の資材「付属」の手配は必ず洋服づくりには必要です。その付属はアイテムによって種類も多く、かなり手間がかかります。

時間だけでなく付属の知識も必要です。ただ付属の手配するだけでなく、この手間を専門家に丸ごとお任せできるという点が大きなメリットとなります。

メリット2.こだわりのアパレル資材(付属)が使えるようになる

忙しくてゆっくり資材を探す時間が無くても、付属屋を活用すれば、最新の資材やブランド・製品のイメージに合った資材の情報が手に入ります。

「毎回表生地はじっくり選ぶけれど、付属は定番で決まったものを使っている」というブランドも多いかと思いますが、付属にこだわることで製品の雰囲気がガラッと変わります。

メリット3.自社で購入できないルートのアパレル資材も購入できる

ブランドの規模にもよりますが、大手資材メーカーのアパレル資材を購入したい場合、口座をつくって取引ができないこともあります。

付属屋に依頼することで、付属屋が培ってきた幅広い仕入れ先と繋がることができるため、探している資材が見つかる可能性が高くなります。また、メーカーに直接発注すると在庫がない資材も、付属屋を介して発注すると、他の問屋さんに在庫が残っていてすぐに手配ができた、などというケースもあります。

メリット4.アパレル資材(付属)が原因のクレームを防ぐことができる

例えばこのような事故を事前に防ぐことができます。

  • ホルマリンを含むアパレル資材を子供服に使用してしまった(2歳以下が着用する衣類にはホルムアルデヒドを含む資材を使ってはいけない)
  • 転写マークでロゴを作って製品に圧着したが、剥がれてしまう(相性が悪い生地もあるため、事前に試験が必要 / 接着条件に間違いがないか確認する必要がある)
  • 白いブラウスに濃色の後染めボタンを使ったら色移りしてしまった(後染めボタンの配色使いには注意が必要。先染めボタンの使用がおすすめ)

事前に事故を防ぐことはもちろんですが、起きてしまったクレームに対して原因を検証し、解決策をご提案することも可能です。

メリット5.別注資材(ロゴ入り等のオリジナル資材)を作成できる

ボタンやファスナー、テープなど様々な資材をオリジナルで作成することができます。ご希望のアイテムや予算に応じて、どのような手法が良いか、デザインも合わせてご提案させていただきます。

細かい部分ではありますが、アパレル資材(付属)にブランドのロゴが入っていると高級感があります。自分で作成しようとすると、サンプル費用は?型代は?納期は?どこに依頼すれば良いか?デザインはどうするか?など確認することが盛りだくさんですが、付属屋を使えばそのような確認もワンストップで解決します。

オリジナルボタンの一例画像
オリジナルボタンの一例

メリット6.納期管理も安心

依頼する付属屋にもよりますが、全体のサンプル・量産のスケジュールを共有しておけば、「この資材は今混んでいるので早めに発注しておいた方が良いかもしれません」等のアナウンスを受けることができます。他の業務でバタバタしていて、気が付いたら資材の手配が間に合わなくなっていた…。ということを防ぐことができます。

メリット7.サンプル時は納期に応じて代替品を使うなど 臨機応変に対応できる

サンプルは納期優先で進めることも多いため、量産で使う資材すべてを1stサンプルの段階で使えるとは限りません。

急いでいるけれど在庫が無い時は代替で進行することもあるのですが、「この品番(欲しい資材)と似ていて、すぐに手配できるものって何があるだろう?」と調べるのもひと苦労です。

そんな時、付属屋に依頼していると「納期間に合わないので○○に代替はいかがですか?」と提案してもらえるので、効率よくサンプルを進めることができます。

(※依頼する付属屋によって、どこまで代替提案のサービスがあるかは変わってきます。)

デメリット

  1. アパレル資材(付属)の価格が高くなる
  2. 付属屋担当者との連絡・連携が必要

デメリット1.アパレル資材(付属)の価格が高くなる

価格は依頼する付属屋にもよりますが、資材一つあたりの単価は付属屋を介することで基本的に高くなります。コストを重視する場合は、直接資材メーカーから購入したり、縫製工場にお任せ手配したほうが良いでしょう。

しかし、付属屋は資材メーカーと古くから取引があり、購入している金額も大きい場合があるので、アパレルメーカーよりも安く資材を仕入れられることがあります。そのため、付属屋の利益を加味しても、資材メーカーから直接購入するよりも結果的に安く購入できる、というケースもあります。

デメリット2.付属屋担当者との連絡・連携が必要

アパレル資材(付属)は量産出荷まで全て付属屋にお任せにする場合、付属屋担当者との認識のずれや連絡漏れは、そのシーズン全ての資材の納期遅れ・手配ミスにつながります。

基本はお任せにした場合でも、メールや電話で確認を取りながら認識をすり合わせておく必要があります。※出荷の契約数が多い場合には、付属屋の営業・デリバリー担当と直接打ち合わせをすることもあります。

取りまとめてもらえるとはいえ、付属屋担当者との相性・関係性が重要になります。信頼できる付属屋を選定しましょう。

お客様の声

実際に弊社クロップオザキにアパレル資材(付属)を発注いただいているお客様にアンケートを実施しました。

  • 大手のゴルフブランドと取引が多く、情報が豊富だと感じる。(ゴルフウェアブランド)
  • ブランドの特徴をつかんだうえでの資材やテクニックのプレゼン力がある。納期の確認、受注有無の判断が迅速。(カジュアルブランド)
  • 担当者のフットワークが軽い。発注内容に対して的確な指摘、提案をしてくれる。(カジュアルOEM会社)
  • スポーツウェアで派手な色の組み合わせを多く扱うので、移染やトラブルになりそうなことは事前にしっかり連絡いただけて助かる。(スポーツ中心 OEM会社)
  • 勉強会の開催など、コミュニケーションの機会もつくってくれる。良い距離感でコミュニケーションが取れる。(大手ゴルフウェアブランド)

このようなお声を頂いております。弊社の知識やスピード、提案力、サポート力などを買ってくれているようです。

弊社も、自分たちの強みとして、知識力、提案力、スピード、サポート力だと自負しておりますので、この様な声を頂きうれしく思います。

まとめ

「アパレル資材(付属)をまとめて手配したい」そんなときはクロップオザキにご相談ください。

アパレル資材(付属)を専門に扱う付属屋は、知識も手配ルートも豊富です。「探している資材がなかなか見つからない」「相談に乗ってほしい」というときは、是非クロップオザキにご相談ください。

・ゴルフウェアブランドに使う資材を手配したい

・ショールームで資材をじっくり見ながら選びたい

・アパレル資材(付属)のクレーム事故、デリバリー方法など 細かい部分までフォローしてほしい

とお考えの方にピッタリです。

 

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