もくじ
ボタンとは
概要
ボタン(日本語名・・・釦(読み方:ぼたん)/英語名・・・button)とは、トップスの合わせ目や、ボトムスのフロントなどに用いられる留め具です。片方に設けたボタンホール(穴)にくぐらせて留めます。留め具としての機能性と、装飾性を兼ねているものが多いです。
成り立ち
ボタンの起源として知られているものは、エジプト、ギリシャ、ペルシャで発掘された、紀元前4000年のものです。これらは現在のように留め具としてではなく、印章、バッジなどのように権威を表す装飾品として使用されていたと考えられています。そのためボタンのデザインにも、太陽神ケペラを象徴する黄金虫の一種など、古代エジプトの護符として大切にされていたものが使われています。
その後、ヨーロッパ未開拓時代に古代ゲルマン民族が北方地域に移住した際、寒さから身を守るために体に布や毛布を巻き付けるようになりました。そこで初めて留め具としてのボタンが誕生したと言われています。当時は動物の骨や角、貝、木の実などを加工して作っていたそうです。現在使われている天然ボタンの「水牛ボタン」や「ナットボタン」などの天然素材ボタンはこういった歴史から生まれた素材なのです。
用途
衣類
シャツ・コートの合わせ目、シャツの袖口(カフス)、ボトムスのフロント
魅力
豊富な素材と種類がボタンの魅力
ボタンの魅力は、何といっても素材やデザインなどの豊富な種類です。素材は水牛や椰子の実の種、貝などを使った《天然素材》と、金属や透明なアクリル、天然素材を模したポリエステルなどの《非天然素材》があります。素材によってデザイン(模様)に特徴があり、天然ならではのマーブル模様や年輪のような模様、また非天然だからこそ表現できるパールや宝石のようなデザインもあります。
代表的なボタンの種類(素材ごと)
ボタンの種類の区別方法はさまざまですが、ここでは素材ごとに代表的なボタンの種類を紹介させていただきます。
ボタンは大きく分けると2種類
- 天然素材ボタン
- 非天然素材ボタン
それぞれの特徴と代表的なボタンについて解説していきます。
1.天然素材ボタン
天然素材ボタンとは、名前の通り貝がらや木の実、動物の角など、自然にあるものを素材としてつくられたボタンのことです。
希少価値のある素材を使うことから、一般的に非天然素材ボタンよりも値段が高く、販売価格の高い製品に使われていることが多いです。
代表的な天然素材ボタン
代表的な天然素材ボタンは5つ
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貝ボタン
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水牛ボタン
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ナットボタン
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革ボタン
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木ボタン
それぞれの特徴は以下
貝ボタン
貝ボタンとは、貝殻を原料に作られたボタンです。貝の真珠層独特の輝きが特徴で、11.5mmのサイズを高級シャツのボタンに使うことが多いです。一般的によく使われている種類では、高瀬貝、黒蝶貝、白蝶貝などがあります。
水牛ボタン
水牛ボタンとは、水牛の角を原料に作られたボタンです。マーブル模様や刷毛ではいたような模様が特徴で、高級ジャケットやパンツのフロントに使うことが多いです。水牛の種類や角のくりぬく部分によってベージュっぽいものから黒っぽいものまで色や模様が様々です。(乳白色は水牛の骨を使用しています)
ナットボタン
ナットボタンとは、タグワ椰子という椰子の実の種を原料に作られたボタンです。年輪のような温かみのある模様が特徴で、スーツ、ジャケット、コート、パンツ等様々な衣料に使われます。元の色は乳白色ですが、身生地に合わせて染色して使用することが多いです。
木ボタン
木ボタンとは、木を原料に作られたボタンです。温かみのある木目が特徴で、アロハシャツや天然繊維の柔らかいテイストの衣類などによく使われています。木の種類のよって色や木目に特徴があり、タガヤサン、コクタン、ツゲ、ヒノキ、竹、オリーブなどがよく使われています。アロハシャツには椰子のボタンがよく使われます。
2.非天然素材ボタン
非天然素材ボタンとは、ポリエステルなどの樹脂や金属でできたボタンです。
天然素材ボタンに比べて取り扱いが容易な種類が多く、幅広い製品に使用されています。また、形や色などデザインの幅が広いことも特徴です。
代表的な非天然素材ボタン
代表的な非天然素材ボタンは8つ
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ポリエステルボタン
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ユリアボタン
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カゼインボタン
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ナイロンボタン
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アクリルボタン
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ABS樹脂ボタン
- メタル(金属)ボタン
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クルミボタン
それぞれの特徴は以下
ポリエステルボタン
ポリエステルボタンとは、ポリエステル樹脂を原料に作られたボタンです。水牛ボタン・ナットボタン・貝ボタンのイミテーションを作ることができます。液状のポリエステル樹脂に着色をし、それらを混ぜ合わせることで模様を表現しています。染色ができるという点も特徴のひとつです。
ユリアボタン
ユリアボタンとは、ユリア樹脂(尿素系の樹脂)を原料に作られたボタンです。水牛ボタン・ナットボタンのイミテーションを作ることができます。着色した粘土状のユリア樹脂を粘土のように積み上げて模様を表現しています。製造過程にホルマリンを使用するので、2歳以下の乳幼児の衣類には使用できません。
カゼインボタン
カゼインボタンとは、牛乳に含まれる「レンネットカゼイン」という成分を原料としたボタンです。商標名では「ラクトボタン」と言い、牛乳のような柔らかみのある真っ白な色が特徴です。生地と同色に染めてレディースの衣服に使われることが多いです。製造過程にホルマリンを使用するので、2歳以下の乳幼児の衣類には使用できません。
ナイロンボタン
ナイロンボタンとは、ポリエステル同様に、石油を原料としたボタンです。他のボタンとは製法が異なり、1回で生産できる数が多いため、1つ当たりの単価が比較的安いのが特徴です。染色が可能なので、染めて使うことも多いです。
アクリルボタン
アクリルボタンとは、ガラスのように透明度が高いことが特徴のアクリル樹脂を原料としたボタンです。透明感をそのまま利用したものや、箔を貼ってミラータイプにしたもの、着色をしてべっ甲柄にしたものなど様々なデザインがあります。レディースのニットやブラウスに使われることが多いです。
ABS樹脂ボタン
ABS樹脂ボタンとは、ABS樹脂という合成樹脂を金属メッキでコーティングしたボタンです。メッキで覆われているため見た目は金属のようですが、中は樹脂なので軽いという特徴があります。メタル(金属)ボタンだと重くて垂れてしまうような薄手のカーディガンや伸縮性のあるニットなどに使われています。
メタル(金属)ボタン
メタルボタンとは、ABS樹脂ボタンと違い、金属だけでできているボタンです。学生服やブレザーに付いている金色のボタンが有名です。製法によって、カブセ・プレス・ラバーキャスト・ダイカストなどと名前が付いています。ABS樹脂ボタンと比べると重いですが、その分 重厚感や高級感があることが特徴です。
クルミボタン
クルミボタンとは、生地を包んだボタンです。主にレディースのブラウス、ニット、スカート、ジャケットで使われます。ボタンの土台の形も複数あります。ベース部分と身生地と同じ生地を使って作ることが多いです。
代表的なボタンメーカー
ボタンの代表的な資材メーカは以下
- アイリス
- 大阪プラスチック
- 日東ボタン
- トモイ
- 松村釦
- 御田釦
アイリス
メーカー名 |
株式会社アイリス |
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URL | https://www.iris.co.jp/ |
アイリスは、1946年創業の老舗ボタンメーカーです。日本最大規模で、天然素材のボタンから非天然素材のボタンまで幅広く取り扱っています。
シリコンワッペンやストッパー等のボタン以外のパーツも取り扱っており、台湾や上海にも工場があります。
大阪プラスチック工業
メーカー名 |
大阪プラスチック工業株式会社 |
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URL | http://www.daipura.co.jp/ |
DAIYA大阪プラスチックは、大阪に本社があるボタンメーカーです。ポリスエステルボタン、ABS樹脂など非天然素材のボタンを得意としています。中国、ベトナムにも拠点があります。
日東ボタン
メーカー名 |
日東ボタン株式会社 |
---|---|
URL | https://www.nitto-button.co.jp/ |
SCOTCHの名称で有名な日東ボタンは長野県に工場を持つ、アイリスに次ぐ規模のボタンメーカーです。ユリアボタンが得意ですが、ポリエステルボタンも豊富に取り揃え、非天然素材のボタンに定評があります。
トモイ
メーカー名 |
株式会社トモイ |
---|---|
URL |
トモイは、1914年創業の老舗貝ボタンメーカーです。
高瀬貝・黒蝶貝・白蝶貝・茶蝶貝・アワビ・アコヤ貝・淡水貝など多くの種類の貝で、ボタンを生産しています。貝ボタンでは国内では一番種類を扱っています。
松村釦
メーカー名 |
松村釦株式会社 |
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URL |
NEWS松村釦は四国の香川県に工場を持つボタンメーカーです。ポリエステル樹脂のボタンをメインに作成しています。特に貝調ポリエステルボタンには定評があります。
御田釦
メーカー名 |
御田釦販売株式会社 |
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URL |
御田釦は天然素材から非天然素材まで幅広く取り扱っているのが特徴です。他にはないデザインなどもあり、レディースアパレルに人気があります。
取り扱い上の注意点
取扱い上の注意点は、ボタンの素材によって違います。
例えば、製造過程にホルムアルデヒド(ホルマリン)を使っている為2歳以下の乳幼児の衣料には使えないボタンや、水洗いができないボタン、色落ちに注意が必要なボタンなどがあります。
ボタンの素材によって、目的の用途では使えないもの・消費者に対して注意アナウンスをする必要があるものなどがあるので、ボタンを選定する際には必ず素材ごとの注意点をよく確認することをおすすめします。
ボタンの選定ポイント
基本的な選定ポイントとしては、《価格》《デザイン》《取扱いの容易さ》《生地との相性》があります。
4つの基本的な選定ポイント
- 価格(作りたい服の上代とボタンの種類とで)
- デザイン(作りたい服のイメージやデザインは?)
- 取り扱いの容易さ(家庭洗濯ができるかどうか?)
- 生地との相性(ボタンの重さと生地の厚みの関係など)
選定ポイント1.価格
作りたい服の上代と相談しながら種類を選定
天然素材と非天然素材で分けて考えると、天然素材の貝や水牛、ナットボタンよりも、非天然素材のそれらを模したポリエステル、ユリア樹脂の方が安価となります。
上代(販売価格)が高い衣類で「ボタン自体に”天然“という価値を付けたい」「高級なものを使いたい」というのであれば、天然素材のボタンがおすすめです。それに対して上代(販売価格)が低く、「天然素材のような模様のボタンを使いたいけど、できるだけ安く手配をしたい」というのであれば、水牛や貝の模様を模した非天然素材のボタンがおすすめです。
- 値段が高いため、高級ブランド・上代(販売価格)が高い製品に人気
⇒天然素材 - 種類にもよるが安価に作成できるため、上代(販売価格)の低いブランド・製品に人気
⇒非天然素材
選定ポイント2.デザイン
作りたい服のイメージやデザインにより選定
同じポリエステル素材でも、さまざまなデザインがあります。
「少し変わったボタンを使ってみたい」「衣類のデザインにボタンをアクセントとして使用したい」という場合は、サンプル帳を見ながらお気に入りのデザインを見つけ、そのボタンの素材を確認して、今回の企画に合った素材かどうかを確認する、というような選び方もできます。
選定ポイント3.取り扱いの容易さ
製品の取り扱い表示に合わせたボタンを選定
ボタンの素材によって、取り扱いの容易さが違います。
例えば、上代(販売価格)が高い衣類で、使用している生地が「家庭でも洗えてすぐ乾く」という点を売り出しているとします。その衣類に水洗いに向かない水牛(天然)ボタンを使用してしまうと、全体で見たときには【家庭洗濯不可】となってしまい、せっかくの生地の機能性が意味のないものなってしまいます。そのため、使っている生地や使用したい衣類の企画内容を考慮した上で選定する必要があります。
選定ポイント4.生地との相性
生地の伸縮性や厚み・ボタンの重さを考慮して選定
生地の厚みや伸縮性などによってもボタンの選び方が変わってきます。
見た目は同じような印象を受ける金属ボタンとABS樹脂ボタンですが、ABS樹脂ボタンは樹脂の表面に金属メッキをかけたボタンなので、金属ボタンと比べて軽いという特徴を持っています。薄いカーディガンや伸縮性のあるニットに使用する場合、金属ボタンだと重みで下を向いてしまう可能性があるためABS樹脂ボタンをおすすめします。
このように生地の特性によって選定する方法もあります。
資材発注時の注意とポイント
発注時の注意点はボタンの種類によって違います。
その中でも後染色するボタンに共通して注意する点としては、薄い色の生地に濃色のボタンを使うことや、配色使い(生地と対照的な色を使うこと)をすることです。これらは色落ちの原因となるため避けてください。「デザイン上どうしても配色使いにしたい」という場合は、”トップ”(原料の段階から着色されているボタン)を使用してください。
加工・縫製工場へデリバリーする際のポイント
貝ボタンと、ニットx金属ボタンの組み合わせの際は、加工・縫製工場へ渡す際に注意が必要です。
縫製工場へデリバリーする際のポイントは2つ
-
貝ボタンの割れに注意!
-
ウール素材と金属ボタンの組み合わせは腐食に注意!
以下それぞれのポイントの詳細です。
ポイント1.貝ボタンの割れに注意!
貝ボタンは割れやすいため、必ず梱包材で包んで出荷するようにしてください。
ポイント2.ウール素材と金属ボタンの組み合わせは腐食に注意!
ウール素材の製品に金属ボタンを使用する場合、ウールを漂白するために使用する薬剤が製品に残留し、運搬の際に製品袋内で気化して金属ボタンのメッキを腐食させる恐れがあります。
ウール素材製品に金属ボタンを使う際は、クリア加工(樹脂でボタンを薄くコーティングする加工)を施すようにしてください。
小売の際の注意とポイント
販売スタッフ・消費者等に必要なアナウンス
使用するボタンにより、消費者の手に渡った後にトラブルになる、というケースがあります。ブランド価値を下げてしまわないよう、以下のケースに注意し、取扱の注意点を下げ札に記入する、後加工でトラブル対策をするなどが重要です。
主な《消費者》へのアナウンス
アナウンスの内容は、使用するボタンによって異なります。ここでは代表的なボタンを3つ挙げます。
1.貝ボタンは手洗い
貝ボタンは割れやすいので、洗濯可の場合でも、必ず手洗いにしてください。
2.ドライクリーニング可の天然ボタンはアルミホイルで包む
ドライクリーニング可能な天然ボタンが付いている衣類をクリーニングに出す際は、必ずアルミホイルでボタンを包むように依頼をしてください。
3.アイロン不可ボタン(ナイロンボタンなど)
種類によっては熱に弱く、アイロン不可なボタンもございますのでご注意ください(ナイロンボタンなど)
4.金属・ABS樹脂ボタンは漂白剤に注意
家庭で漂白剤(特に塩素系漂白剤)が入った水に浸けるとメッキが錆びるので、避けてください。また、ニッケルメッキのボタンは長時間肌に触れているとかぶれる恐れがあるので注意してください。
おすすめ資材
環境にやさしいボタン「バガスボタン」
バガスボタンとは、日東ボタンの、”バガス”というバイオマス資源を使ったサスティナブルなボタンです。
バガスボタンは、サトウキビの搾りかすを原料としています。通常のバイオマス資源は成木になるまで20年ほどかかるのに対し、サトウキビは一年草でサイクルが早いことから、バガスは通常のバイオマス資源よりもさらに環境にやさしいと言われています。
また、サトウキビから砂糖を作る過程でできる副産物を使用している為、資源の有効活用という観点からも注目されています。
日東ボタンは、取り扱いのあるユリア樹脂ボタンを順次この”バガスボタン”に置き換えていく予定です。このようにボタンメーカーの中でもSDGsやサスティナブルを意識した取り組みが多く始められています。
水牛ボタンの焼き(トースト)加工
水牛ボタンの焼き加工とは、本物の水牛の角を使った水牛ボタンをバーナーで焼き、焦げ目をつける「焼き加工」を施したボタンです。水牛独特のマーブル模様や刷毛ではいたような模様と焦げ目がよく合っていて、ヴィンテージ感が出ます。表面を全体的に焼く加工だけでなく、側面だけ、表面の半分だけなどバリエーションもあります。
提案:製品の魅力を出す工夫・組み合わせ提案
リーズナブルにオリジナリティを出せる「レーザー加工」
ボタンに付加価値としてデザイン性やオリジナル性を加えたい場合は「レーザー加工※」でブランドロゴを入れるのがおすすめです。オリジナルボタンを一から作るとなると、金型代だけでかなりの金額が掛かってしまうのですが、レーザー加工であればレーザーデータ代のみ(約1.2万円前後)でオリジナルボタンを作成することができます。
特におすすめ!こげの様な風合いが出せるボタン素材と焼き加工の組み合わせ
特におすすめなのが、焼き(トースト)加工をするとその部分だけ焦げのような色合いに変化するボタンです。天然素材では水牛ボタンやナットボタン、非天然素材ではユリア樹脂ボタンがそれにあたります。焦げ目のように変化した色合いをデザインとして楽しむことができますよ。
まとめ
種類も素材も豊富な奥深きボタン。知識を深めて魅力的な製品づくりを
ボタンは小さなパーツではありますが、衣類のデザイン性を高める重要な資材のひとつです。素材の種類が豊富なのでこだわると選び甲斐がありますが、その反面、素材ごとに注意しなければならない点もあり、選ぶのが難しい資材でもあります。「この製品企画にこのボタンが合っているのか分からないまま、何となく使っている」という場合は今一度 見直してみてください。ボタンを知った上で選定ができれば、製品企画がより楽しいものになりますよ。
参考文献