クロップオザキのOEM担当が選ぶ「無くてもいいけど、あるとカッコいい仕様5選」

&CROP編集部のにへいです。
洋服に付いている“あの便利でカッコいい”仕様の名前は何ていうのか、そしてなぜあるのか気になったことはありませんか?今回は当社のOEM担当が選ぶ、「無くてもいいけど、あるとカッコいい仕様5選」の解説と機能面をご紹介していきます!

1:ファスナーガレージ

その名の通り、ファスナーを格納するためのスペースが設けられた仕様です。このちょっとお洒落な名前が示すように、ファスナーガレージは見た目にこだわるデザインの一部として登場します。ファスナーを隠すことで、洗練された印象を与えるため、ファッション性が高いと感じる方も多いはずです。

機能面

ファスナー口から雨風が侵入するのを防ぐ役割も持っています。特にアウトドア向けのアウターなどでよく見られる仕様です。これにより、より快適な着心地を提供し、機能性を高めています。


ファスナーガレージと似たような役割を果たすのが「チンガード」。子供服に見られることが多いですが、ファスナーが直接顎に当たるのを防ぐために設けられています。

スライダーを上げた時に顎を挟んだり、ファスナーが当たって痛みを感じることなく安心して着ることができます。

2:シンチバック

ジーンズやパンツのウエスト後部に付いている、金属製のバックル付きベルトが「シンチバック」です。特にヴィンテージデザインにおいてよく見られる仕様で、現代では機能よりもデザイン性を重視して使われることが多いです。

機能面

かつてはウエストサイズの調整機能を担っていましたが、今ではベルトループが普及したため、実際に使われる機会は少なくなっています。それでも、シンチバックはデザインアクセントとして活躍し、ファッションに独特の個性を加えることができます。ただ、着席時や洗濯の際に、引っかかってしまうこともある。不要と感じた時はカットしてしまう人もいるそうです。カットしても縫い付けがされているのでほつれてくることは無いです。

3:衿吊り

 

ジャケットやコート、シャツなどの衿裏に付けられた短いループ状の紐が「衿吊り」です。材質としては共布や金属のチェーンを使うこともあります。名前の通り、衿部分を吊るためのループです。ブランドロゴ入りのテープや金属のチェーンを使用するとデザイン性やオリジナル性もアップします。

デザインとして内側でなく外側につけるタイプもあります。

機能面

ハンガーがない場所でも、フックに洋服を掛けることができるため、ハンガーループとも呼ばれる便利な機能です。しかし、長時間衿吊りに掛けておくこと洋服の型が崩れてしまう恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。

4:フードアジャスター

フード付きのアウターや雨具などで見かける「フードアジャスター」。サイズ調整が可能なコードとストッパーがフードの後部についていて、風や雨を防ぐために絞り込むことができます。

機能面

フードが脱げないようにするために絞ることができる他、風抜きや音抜きの効果もあります。また、フードに付けられたコードやストッパーが、デザインのアクセントとなり、よりスタイリッシュに見せてくれる点も大きな魅力です。

5:ファスナーの引手

ファスナーを開け閉めするための「引手」。単純にスライダーがついているだけのものもありますが、ブランドロゴ入りのテープやメタル製のオリジナル引手が使われることで、アイテムに独自性が加わります。

機能面

引手の素材や形状を変えることで、開閉がしやすくなります。また、オリジナルの引手を使用することで、ブランドの認知度を高める効果もあります。ただし、オリジナルの引手や特別な資材を使う場合、コストや納期がかかることを考慮しなければなりません。

まとめ

いかがでしたか?気になっていた仕様の名前はありましたでしょうか?
このように、ちょっとした仕様でも、デザイン性や機能性に影響を与え、洋服に深みを与えていることがわかります。洋服をデザインをする際や消費者として選ぶ場合には、こういった「見えない部分」にも注目してみると、よりそのアイテムを楽しむことができるでしょう。

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