テープとは
名称(日本語/英語) | テープ(リボン)/ TAPE (RIBBON) |
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カテゴリ | 副資材 |
種類 | 大カテゴリ(テープ) |
概要
テープとは副資材における装飾をなす幅の狭い織物や編物の事です。別名リボンとも呼びます。テープと呼ばれるものには用途や素材、織り方(編み方)によって細かく分類されます。国内の主要なサプライヤーとしては株式会社SHINDO、井上リボン工業株式会社、株式会社丸進、株式会社木馬などがあります。
テープの歴史は古く、古代ギリシャ、ローマ時代から衣服の装飾品として使用されてきました。現在では衣服の装飾用途以外でも、ストレッチテープのように機能的に用いたり、光沢のあるリボンをプレゼントなどのラッピング用に使われたりしています。
用途
衣類用
用途としては衣服を彩るために使用されるだけでなく、生地の補強としての役割を担ったり、バックルなどに通してアジャスターとしての使用されたり、合繊のパーカーの袖口にバインダーテープで使われたりさまざまです。最近はマウンテンパーカーなどのゴムスピンドルを通す樹脂製のストッパーを固定するために黒子的な用途でも使われています。
織り方や種類による名称の違い
テープは織り方によって名称が違い、同じ織り方でも素材を変えて展開しているものもあります。代表的なテープの織り方や種類をみていきましょう。
代表的なリボンの種類
サテンリボン(片面/両面)
織物の三原組織の一つである朱子/繻子(しゅす)織りのテープ。英語ではsateenと表記されることもありますが、アパレル業界ではsatin表記が一般的です。この英語から「サテンテープ(リボン)」と呼ばれます。
平織りや綾織りよりも糸が長く浮いていることから丈夫さにはやや欠けますが、他の織りテープにはない光沢感と滑らかな肌触り、ドレープ感が特長です。素材には、ポリエステル、ナイロン、綿、シルクなどがあります。片面だけサテン織り(片面サテン)になっているものと両面ともサテン織り(両面サテン)になっているがあります。用途によって使い分けが可能です。
ヘリンボーンテープ(杉綾テープ)
ヘリンボーン(herringbone)のheriingとはニシンの意味で、boneは骨です。ヘリンボーンテープはその模様がニシンの背骨の形に似ていることから名付けられました。こちらのへりンボーンという呼称は西洋の呼び方で、日本では杉の葉の形に似ていることから杉綾テープと呼ばれています。V字の模様を縦横に連続させた織り目が特徴です。タフタやサテンと比べて織り目の視認性が高いため、テープ単体でアクセントをつけることができます。厚手のものと薄手のものがあり、厚手のコットンヘリンボーンテープはミリタリーのパンツなどに、ウェストアジャスト用としてもよく使われています。
タフタテープ
織物の三原組織である平織りの緻密な薄地のテープ。わずかなよこ畝(うね)の模様が特徴でテープです。タフタそのものの語源としてはペルシャ語のtaftahなど諸説あります。薄手なことと織り組織の強度から装飾と補強も兼ねて、薄手のブラウスやシャツなどの前立てにも使用されます。
グログランテープ(ペタシャムリボン)
グログランテープははっきりしたよこ畝が特徴的なテープです。テープの両耳の部分がポコポコと山状に連続しているものを別名ペタシャムとも呼びます。耳がないものを本来はグログランテープと言いますが、写真のようにペタシャム状になっているものも、耳がストレートになっているものもグログランテープと呼ばれています。元々はシルク製が多かったのですが、現在はポリエステルなど合繊糸で作られたものが主流です。帽子の装飾にはレーヨン製のものが使われることが多いです。
コード
コードとは製紐機(せいちゅうき)を用いて作られるスピンドル(紐)の他に、綾竹コードやムカデテープ、山道テープ、スピンテープのようなものも指します。結んだりして紐使いしたり生地に縫い付けて装飾する用途もあり、コードと言ってもいろいろな使用方法があります。
ベルベットテープと別珍テープ
ベルベットテープは滑らかな手触りの毛足と上品な光沢感を特徴とするテープです。テープの見た目から秋冬の洋服にリボンとして使用したり、フォーマルな服の装飾用途であったりします。優雅な面立ちで、優しい手触りが生かされアクセサリーでも使用されます。生地における別珍とベルベットは別物として扱われますが、テープの場合はほとんど同じ意味合いで使用されるケースが多く、混同しがちです。しかし、細かい点においてそれぞれ特徴が異なるため注意が必要です。
まず生地としての分類のベルベットと別珍について記します。ベルベットはタテ糸パイルの織物で二重織り(1度に2反分重ねて織る)して、上下生地の間を切断することによって毛足を出します。絹やレーヨンなどのフィラメント糸を使用するので別珍と比べて毛足が長いのが特徴です。
別珍はヨコ糸パイルで元々ベルベットに似せて作られた織物です。パイル状に織ってからパイルの輪っかの部分をカットしています。綿でできたものが多く、ベルベットと比べて毛足が短いです。
英語ではvelveteenといい、これが日本では「別珍」と呼ばれるようになりました。この日本語読みと英語読みが混在することにより区分けを曖昧にしています。velvet(ベルベット)とvelveteen(=別珍)とでは単語を見ただけでは一緒の物のように認識してしまいますが、作り方や毛足の長さが違うということを知っておきましょう。(個人的な覚え方ですが、毛足の長い大人はvelvet、毛足の短いティーンはvelveteen(ベルベッティーン=別珍)としています。)
テープとしてのベルベットと別珍の違いですが前述の生地同様、毛足が長く光沢があるのがベルベットで、そのベルベットと比べて毛足が短く、光沢が控えめなのが別珍となります。
ベルベットテープを作る際、専用の機械で一貫した工程で作成ができます。一方、別珍テープはタオルのように表面がループ状のパイルテープを作成後、ループを一列毎に手作業で切断し、毛羽を作り出すため手が込んでいます。それなので、別珍テープの方がベルベットテープより高くなります。その代わりにベルベットテープと比べて毛羽が抜けにくいので構造上はベルベットよりも丈夫です。
どちらのテープも片面(SINGLE FACE)と両面(DOUBLE FACE)があります。ベルベットテープと別珍テープと共に1巻の巻きm数が10mと他のものに比べ、巻mが少ないです。これは巻きの強さや重さで毛足が寝てしまうのを防ぐためです。
ストレッチテープ
ストレッチテープとは伸縮性のあるテープやコードの総称です。バインダーテープや平ゴム、コールゴムなどがここに分類されます。
バインダーテープは合繊のパーカーの袖口や、フリースの首元や袖口など玉縁や縫い代の始末として使用されます。
平ゴムは幅が15㎜からの5mm刻みのサイズ展開で50mmくらいまでがよく使われます。中に入ってしまい見えない資材なので白・黒の2色展開が多いです。中にはカラー展開が豊富な平ゴムもあります。風合いもソフトタイプ、ハードタイプなどバリエーションがあります。
コールゴムは平ゴムより幅の狭い10mm以下の細いゴムで、コール(呼ばれる)ゴム糸を芯にして周りを糸で組んでゴムにしたものです。コールゴムの幅のサイズはmm指定ではなく、コール数での指定となります。そのため、コールゴム 10mmという規格は無く、10mmに近いサイズの12コールか10コールになります(メーカーによりサイズに差があり)。他にもボタンホールゴムなどがございます。
パイピングテープ
パイピングテープはテープの上端に芯が入っていて凸状になって、その部分が装飾として使われるテープです。織り物の生地をバイアスにカット(斜め45°)したものに芯を入れて作ったものや、ニット製のもの、製紐で作られたものなど種類があります。後ほど説明するバイアステープというものがあり、これは織り物の生地をバイアスにカットしてテープ状にしたもので、縫い代の始末に使用されるテープです。アパレル業界ではバイアステープのことをパイピングテープと呼ぶこともあり、その名称は混同されて使われています。
ラッセルテープ(ニットテープ/ニットバインダーテープ)
ラッセルテープとは経編み(たてあみ)のニット状のテープのことで、ループを縦の方向に編み上げていくニット地が特徴です。横編みと比べて編地が安定してして、ストライプ柄も綺麗に表現できます。テープメーカーから出ているニットテープのほとんどがラッセルテープとなります。SHINDOやTELALAなどがラッセルテープのメーカーとして有名です。2つ折りにして使うバインダーニットテープもあります。
ゴム
ストレッチテープでも平ゴムは紹介しましたが、ゴムは大きく分類して平ゴムとゴム紐があります。
平ゴムは織りゴム、編みゴム、コールゴムの3種類に分類され、ゴム紐は主に丸ゴム(ゴムスピンドル)となります。
織りゴムはニードル織機等の織機を使用し生産されます。天然ゴムやポリウレタン糸を芯にして右撚りで下糸、上糸を左撚りの螺旋状に2重に巻いたダブルカバードヤーン(DCY)を経糸の中に等間隔に入れて織ります。特徴としては編みゴムやコールゴムに比べて厚くなります。織りゴムにも種類があり、エステル上タック、ムシロタック、カジュアルゴム、ジャガード織りゴムなどあります。
編みゴムは経編機(ラッセル編み)を使用し生産されます。引っ張ると透けて見えるくらい織りゴムと比べると薄いのが特徴です。主にインサイドベルトやウエストゴムなどに使用されます。引っ張っても幅が変わらない特性を活かし、中折れしにくいように太い緯糸を入れたタイプもあります。経糸が解れやすいため、表に出るような使い方には不向きです。
コールゴムは先ほども述べましたが、コールというゴム糸の本数によって製紐機によって作成されます。幅でサイズ展開というよりもコールゴムのゴム糸の太さによってはサイズが異なってくるためコール数での展開となっております。(4コール、8コール、12コールなど)
ゴム紐の丸ゴム(ゴムスピンドル)は、天然ゴムやポリウレタンを丸くカバーした紐のことで、直径で2mmから3mmのものがよく使われます。合繊ブルゾンの裾やフード、ウインドパンツのウエストや裾などに使われます。風合いの種類もハードタイプとソフトタイプなどがあり、色数も豊富です。
ブレード
ブレードは中世ヨーロッパの王朝文化でインテリアの装飾用だったのがルーツです。そのため、ブレードはアンティーク調デザインが多く、気品が漂い、優雅なものが多いのが特徴です。イメージしやすい例として、ナポレオン軍の優雅な軍服の装飾としてブレードテープがふんだんに使われています。シャネルジャケットでも使われています。装飾としての用途が強いので、フリンジテープやボールトリミング(ボンボン)テープなどもブレードに属します。
バイアステープ
バイアステープは生地を斜め45°にカット(バイアスカット)し、伸縮性としなやかさをもったテープで、主に縫い代を伏せるために使用されます。バイアステープは注文が入ってからカットするので、希望のサイズ、仕上げの仕方(フラット、両折れなど)を指定できます。手配の際は、バイアス加工所で定番で在庫をしている生地で生産依頼をするか、生地を支給いただき加工をすることもできます。前者の場合、カットしたテープ1巻(80mくらい)から手配が可能で、生地支給よりも短納期で生産ができることがメリットです。
後者の生地支給の場合、表地と合わせたテープをつくることで端まで綺麗な統一感が出せたり、加工所で展開していないような生地で作成ができたりとオリジナル度が高くなり、デザインの幅が広がります。ただいくつかの条件があります。まず生地を加工機械にかけるのに最低でも生地で5mほどは必要です(サンプルでバイアス○○m欲しいから生地1m送りますといった要望にはお答えできません)。また生地によっては正バイアス(45°)での加工が難しかったり、指定の仕上げの形状が難しい場合がありますのでサンプルを作成して確認することをお勧めします。さらに生地支給の場合、生地を手配するリードタイム含め、通常の在庫品よりも納期がかかります。そして原則として、生地支給でできあがったバイアステープは全量引き取りをお願いしています(必要m数よりも多く上がることが大半です)。
バイアステープの注意点
定番品、生地支給品、両者に共通した注意点としては主に4つ挙げられます。
1. バイアステープの仕上がりの形状を縫製工場に確認する
ラッパと呼ばれるミシンのアタッチメントによっては工場は欲しいテープ形状が異なります。フラットがいいのか、両折れいいのかなど確認ください。
2. サンプルでの少量手配ができない
基本的には定番品でも1巻(80m程度)から発注であり、生地支給の場合は生地投入数に従った上がり数全量加工、全量引き取りとなります。
※メーカーによって、家庭用といって主に手芸用途の小巻を展開をしている品番もあります。
3. 継ぎ目がある
バイアスカットする特性上、継ぎ目(縫い合わせ個所)が必ず存在します。
4.受注生産品である
定番品でも色やサイズ、仕上げ形状を指定されてからの加工になるので、基本的には即日出荷対応はできません。
後加工 染色
テープの既成の色展開ではなかなか色が合わないといった時に、テープの種類や素材によっては別注色に染めることが可能です。綿や麻、レーヨンなどの素材は直接染料や反応染料を用いて染色します。ウール、シルクなどの動物繊維は酸性染料、ポリエステルやナイロンなどは分散染料、アクリルやカチオン染めが出来るように加工されたポリエステルではカチオン染料が使用されます。染色にかかる費用は染色する素材や幅、量によって異なりますが、綿や麻などの天然素材と比べ、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の染色の方が高くなります。これは綿や麻などは容易に染色が可能で、サンプルなど少量なら「ドブ染め」と言って、ボウルで煮て染めることができます。ドブ染めの場合、シワが付きやすく、ムラなく染めるには狭い幅のテープの少量の染色に限られます。35~40mm以上の広幅の場合は、綺麗に染めるために連染機(連続染色機)といった機械で染色を行います。
ポリエステルは汎用性が高く、強度もあるため、多くのテープの素材として使用され、取り扱いやすい素材です。しかし、染色となると話は変わります。ポリエステルは緻密な構造のため、染料が中に入り込みにくいのです。ポリエステルの染色には分散染料が使用されますが、キャリヤー剤と呼ばれる膨張剤を使い繊維と繊維の間に隙間を作り、分散染料がその膨張した隙間に入りそこに留まることにより染色されます。そのため、130℃の高温で高圧をかけて染める必要があり、機械でしか染色できません(一部ドブ染めできるポリエステルもあります)。ドブ染めと比べ、染色の工程が大掛かりになるので、染色代が高くなります。
後加工 プリント
テープにオリジナルのロゴを入れる際によく使われる手法のひとつがプリントです。プリントには、スクリーンプリント、油性顔料プリント、水性顔料プリント、インクジェットプリント、昇華転写プリントがあります。
- スクリーンプリント
- 油性顔料プリント
- 水性顔料プリント
- インクジェットプリント
- 昇華転写プリント
スクリーンプリント
スクリーンプリントはシルクスクリーンという版を作成して、プリントする方法で染工場の設備にもよりますが最大で6色ぐらいまで対応できます。細かく染料によって種類分けがされます。
油性顔料プリント
油性顔料プリントは、水分量、樹脂量が少なく細かい表現や多色使い(6色まで)が可能でいろいろな素材に対応して可能で、紐などの細い部分にもプリントできます。また色泣きの心配がありません。デメリットとしてプリントの面が硬くなるため、プリント面積が広いとテープ自体が硬くなります。また、プリント面が伸びないのでストレッチ素材にプリントして引っ張られるとヒビ割れが発生します。
水性顔料プリント
水性顔料プリントは油性の顔料プリントよりも樹脂を多く含んでいるので、厚くプリントすることが可能で、割れにくい特徴があります。水性ラバープリント、発泡プリント、パールプリント、クリアプリントなどが水性顔料プリントの一種となります。デメリットとしてプリントの乾燥が遅いため、納期がかかるのと多色プリントには向かず、細かい柄の表現も得意ではありません。
インクジェットプリント
インクジェットプリントとは、その名の通り、インクジェットプリンターでテープに直接プリントします。スクリーンプリントと違い版代がかかりません(データ入力費は必要)。色数に制限がなく、色数が増えてもコストは変わりません。染料がテープに染み込むことにより色が定着します。プリントに深みが出るのも特徴です。デメリットとして細かい線や文字があまり綺麗にでません。
昇華転写プリント
昇華転写プリントとは、転写紙と呼ばれる紙に昇華染料を印刷し、その後生地などに当てて熱を加えて染料を昇華させるプリントの方法となります。綺麗に表現できる反面、移染の可能性やポリエステル素材しかできないという制約があります。テープや紐にプリントでロゴを入れる手法では昇華転写プリントよりもスクリーンプリントとインクジェットプリントでの加工が大半です。
後加工 チップ加工
パーカーのフードやスウェットパンツ、シューレースなどに使用される紐(もしくはテープ)で、先の部分が固められている加工をチップ加工と言います。紐を決められた長さにカットして、両端をチップ加工することにより、紐を通しやすくしたり、ほつれにくくしたり、デザイン的なインパクトをつけたりします。基本的なチップ加工を紹介します。
セルチップ加工
セルチップ加工とは、樹脂製のチップを紐に巻いて熱を加えることにより収縮させ、紐先を凝固させる加工方法。樹脂を固めた後、樹脂の中央部分で裁断するため、紐先をよく見ると裁断したような跡が見えます。セルチップは透明なものが一般的すが、黒やカラーセルチップなどの色展開もあります。カラーセルチップに関しましては移染の可能性があるので注意が必要です。
金属チップ加工
金属チップ加工とは、金属製のチップを紐先に巻く加工です。紐と金属のパーツをセットして、専用の打ち具で紐に巻きつくように打ち込む加工する方法です。チップの側面に外れないようにするため、丸い穴のようなものが2つ出ます。
弾丸チップ加工(バレットチップ加工)
弾丸チップ加工(バレットチップ加工)は、紐先に先端が覆われた金属製のチップを付ける加工。その見た目から弾丸チップ(バレットチップ)加工と呼ばれます。基本的にセルチップを巻いてから、弾丸チップをキャップのようにはめ込んで取れないようにカシメる加工を施します。下準備でセルチップ加工をする必要があるため納期がかかり、セルチップや金属チップより単価が高いですが、高級感が出ます。。
上記3種類がよく使われる紐先チップ加工です。チップ加工は基本的に1サイズ、1色で100本未満だと小口料金が発生します。またチップ加工は紐自体が伸びたり、縮んだりするため、指定いいた寸法通りに加工することが難しく、上りサイズ±5%を許容範囲にてお願いをしています。
その他紐先加工
ヴィンテージチップ加工
ヴィンテージチップ加工とは、紐先の房を出して房の根本に短めの金属を巻く加工。金属よりも紐先の房が特徴的な加工です。
シュリンクチップ加工
シュリンクチップ加工とは、シュリンクチューブを結んだ紐に通し、熱を加えてシュリンクさせる(縮める)加工。紐の両端に加工してスピンドル使いをしたり、ループにして加工し、ファスナーの引手として使用したりすることも多いです。。
シリコンディップ加工
シリコンディップ加工とは、シリコンの液に紐先だけを浸して固める加工。シリコンの上にプリントすることも可能です。
糸巻き加工
糸巻き加工とは、紐先に糸を巻いて止める加工。手作業なのでハンドメイドな仕上がりが特徴です。
まとめ
テープは衣服を際立たせる無くてはならない存在
テープは装飾のために用いられたり、補強のために機能的に使われたり、広い用途を持つ副資材です。用途に合わせて、テープの使い方もさまざまですが、使い方を間違ると後々クレームになる可能性もある資材です(よくあるのが配色使いの色泣き)。基本的な知識を身に付けて、テープ選びをしてもらえればと思います。テープの基本的な知識として少しでも参考になれば幸いです。