木ボタンとは

木ボタンとは

 

名称(日本語/英語)

木ボタン(きぼたん) /wood button

カテゴリ副資材
種類大カテゴリ(ボタン)

概要

木ボタン(日本語名・・・木釦(読み方:きぼたん)/英語名・・・wood button)とは、木を原料に作られたボタンです。温かみのある木目が特徴で、アロハシャツや天然繊維の柔らかいテイストの衣類などによく使われています。木の種類のよって色や木目に特徴があり、タガヤサン、コクタン、ツゲ、ヒノキ、竹、オリーブなどがよく使われています。アロハシャツには椰子のボタンがよく使われます。

成り立ち

ボタンの起源は紀元前4000年も前です。これらは現在のように留め具としてではなく、装飾品として使用されていたと考えられています。その後、ヨーロッパ未開拓時代に古代ゲルマン民族が北方地域に移住した際、寒さから身を守るために体に布や毛布を巻き付けるようになりました。そこで初めて留め具としてのボタンが誕生したと言われています。当時は動物の骨や角、貝、木の実などを加工して作っていたそうです。現在使われている天然ボタンの「水牛ボタン」や「ナットボタン」、「木ボタン」などの天然素材のボタンはこういった歴史から生まれました。

用途

トップスの合わせ目や、ボトムスのフロントなどに用いられる留め具です。片方に設けたボタンホール(穴)にくぐらせて留めます。留め具としての機能性と、装飾性を兼ねているものが多いです。

魅力

木ボタンは、木目や色合いが一つ一つ異なり、温かみのある自然な美しさを持っています。また滑らかな手触りがあり、着用時に心地よさを感じることができます。一部の木ボタンは家具などで使用する木材の端材から作られるので比較的自然にも優しい素材と言えます。

特徴

木のボタンは軽量で、衣服にかかる負荷が少ないです。様々な種類や形状、サイズがありデザインの幅が広がります。

 

代表的な木ボタンの種類

代表的な木ボタンの種類7つ

  1. オリーブ
  2. ヒノキ
  3. 黒檀(コクタン)
  4. タガヤサン
  5. ツゲ
  6. 椰子(ヤシ)

1.オリーブ

薄ベージュぽい温かみのある色で、ニットなどにも合いますし、カジュアルな布製のバッグなどにもよく使われています。木ボタンの中ではメジャーな素材です。

2.ヒノキ

白い木目が美しいボタン。家具でも高級素材として認められていて、その高級感はボタンになっても感じることができます。

3.黒檀(コクタン)

家具でも有名な素材。非常に硬く、重厚感があり、黒色がマニッシュでカッコいい木ボタンです。ゴルフクラブや楽器の素材に使われます。

4.タガヤサン

硬質で耐久性に優れており、こげ茶と黒が交互に出ている独特な木目が特徴的です。使うのが難しそうな色、木目ですが、他であまり利用されていないので洋服の付加価値が上がります。

 

5.ツゲ

櫛や将棋の駒にも使われる素材で硬く、緻密な木目が特徴で高級な素材です。

6.竹

硬さと柔軟性を兼ね備えている。夏ものの柄シャツに使われたりします。竹ボタンが付いただけで夏っぽさを感じます。

7.椰子

椰子の実の皮部分を原料にしたボタン。アロハシャツによく使われています。裏と表で色も柄も違います。

代表的な資材メーカー

  • 『株式会社 幸徳ボタン』
  • 『株式会社 アイリス』

株式会社 幸徳ボタン

メーカー名

株式会社幸徳ボタン

URLhttps://koutoku-button.jp/

株式会社幸徳ボタンは、ボタンを主力とした服飾付属品卸売り業者です。8000種以上のボタンの取り扱いがあり天然素材のボタンも多く扱っている。

株式会社 アイリス

 

メーカー名

株式会社アイリス

URLhttps://www.iris.co.jp/

株式会社アイリスは1946年創業のボタンや機能パーツなどの服飾パーツを製造・販売する専門メーカーです。

取り扱い上の注意点

耐久性

適切に扱えば、木のボタンは非常に耐久性があります。ただし、湿気や直射日光には弱いです。

水に弱い

木は水分を吸収しやすいため、洗濯時には注意が必要です。手洗いやドライクリーニングを推奨します。クリーニングの際にはボタンを外すか保護した上、石油系で行ってください。

 

変色・ひび割れ

時間が経つにつれて、変色したり、ひび割れが生じることがあります。適切な保管が重要です。

 

資材発注の際の注意点

クリア加工

木ボタンは時間が経つと内部より樹脂が染み出してくるため、クリア加工(コーティングのようなもの)を必ず掛けて下さい。上記に上げた「取り扱い上の注意点」に対してもクリア加工は有効です。ただ、そのクリア加工にはホルマリンを含む溶剤を使用するので、2歳以下の幼児の衣料へのご使用はおやめ下さい。


またクリア加工を行っても木の材質によっては効果の低い場合がありますので、移染のテストを行ってから生産に進んで下さい。

まとめ

木ボタンはそれぞれ異なる木目や色合いを持っており、独特の風合いを持っています。これにより、服やアクセサリーに個性的なアクセントを加えることができます。またプラスチックや金属に比べて温かみがあり、自然な印象を与え、カジュアルなスタイルやナチュラルなデザインぴったりです。取り扱いには少し注意が必要ですが、お洒落で個性的な木ボタンを是非使ってみてください。