ポリエステルボタンとは

  • 2026年10月26日

ポリエステルボタンとは

名称(日本語/英語)

ポリエステル釦(読み方:ぽりえすてるぼたん) / Polyester button

カテゴリ 副資材
種類 大カテゴリ(ボタン)

概要

ポリエステルボタン(日本語名…ポリエステル釦(読み方:ぽりえすてるぼたん)/英語名…Polyester button)とは、石油を原料とした不飽和ポリエステルの樹脂で作られており、液状で常温硬化が可能な為にボタンとして加工しやすい事が特徴です。水牛ボタン・ナットボタン・貝ボタンなど、天然素材のボタンを模した表現ができます。それぞれ代用される素材によって製造方法は大きく異なり、アルミのパイプに材料を流し込んで柄を出す方法や、直径1メートル以上の大きなドラムの中に材料を流し込んで、遠心力で層を形成する方法などが代表的です。単体の他にも他の素材との組み合わせで作られているボタンも数多くあります。

ポリエステルボタンは、シャツやブラウス、ジャケット、コート、ユニフォームなど、幅広いアパレル製品に使用されています。
天然素材のボタンを模したデザインから、シンプルな無地のものまで、さまざまなデザインに対応できるため、カジュアルウェアからフォーマルウェアまで幅広く活用されています。

 特徴・魅力

自由度が高い

ポリエステルボタンは、デザインの自由度が高いことが大きな魅力です。
色を自由に組み合わせることができ、水牛・貝・ナットなど、さまざまな天然素材を模した表現ができます。ポリエステル樹脂は液状の状態から硬化させて成形できるため、さまざまな模様や柄を表現できるのも特徴です。製造方法によって、色の重なりや独特の柄など、さまざまな表情を生み出すことができます。
また、単色で仕上げるだけでなく、異なる素材やパーツと組み合わせたデザインも可能です。シンプルなものから個性的なものまで、服のデザインに合わせて幅広いボタンを作ることができます。

染色が可能

染色によってさまざまな色に仕上げられることも魅力のひとつです。
生地やブランドのイメージに合わせて色を調整しやすく、同じ形のボタンでも色を変えることで異なる印象を演出できます。定番のベーシックカラーからシーズンカラーまで幅広く対応できるため、デザインや用途を問わず、さまざまなアパレル製品に使用されています。

代表的なポリエステルボタンの種類

水牛調

水牛ボタンのような、深みのある色合いや自然な柄を表現したものです。

貝調

貝ボタン特有の光沢や色合いを再現したもの。シャツやブラウスなどにも使われます。

ナット調

ナットボタンのような木質感や独特の色ムラを表現したものです。

無地・単色タイプ

シンプルなデザインで、さまざまなアイテムに合わせやすいタイプです。

柄・マーブルタイプ

複数の色を組み合わせ、マーブル模様や複雑な柄を表現したタイプです。 

取り扱い上の注意

  1. 染色による色落ちに注意…分散染料による後染めが可能ですが、染色後は色止処理が必要になります。色止めが不十分な場合は洗濯やクリーニング、プレスで色落ちし衣類を汚す可能性があります。※配色使いは移染の原因になるので避けましょう。
  2. 高温・高圧に注意…アイロン・プレス時に直接高温を当てない、ボタンが破損する恐れがあります。

選定ポイント

ポリエステルボタンは種類やデザインの幅が広いため、単に「色・サイズ」だけではなく、服のデザインや用途に合うかを見るのがポイント。服のデザインや素材との相性を考えて選ぶことが大切です。
また、洗濯やクリーニングなどの取り扱い条件も考慮し、製品仕様に適したボタンを選定することが重要です。

資材発注の際の注意点

 

  1. 先にも記述しましたが、染色する場合は必ず色止め処理を行いましょう。
  2. 配色使いは移染の原因になるので避けましょう。

縫製工場へのデリバリーする際のポイント

縫製工場へボタンをデリバリーする際は、品番・色・サイズ・数量などを明確にしておくことが重要です。
特に複数の種類やサイズを使用する場合は、ボタンごとに内容を分け、どの商品に使用するものなのかが分かるようにしておくと、取り違えを防ぐことができます。
また、後染めを行ったボタンなど、通常のボタンと取り扱いが異なる場合は、染色や色止めなどの仕様をあわせて伝えておくことも大切です。

代表的なボタンメーカー

ボタンの代表的な資材メーカは以下です。

  • 松村釦株式会社
  • 株式会社アイリス
  • 大阪プラスチック工業
  • 株式会社カナセ

松村釦株式会社

※画像:松村釦株式会社のTOPページより

メーカー名

松村釦株式会社

URL https://news-button.co.jp/

松村釦株式会社は、大阪府柏原市にあるポリエステル樹脂ボタン専門メーカー。1949年の創業以来、天然素材の風合いを再現した多彩なデザインと高い製造技術で、ユニフォームから有名ファッションブランドまで幅広く対応しています。

株式会社アイリス

※画像:株式会社アイリスTOPページより

メーカー名

株式会社アイリス

URL https://www.iris.co.jp/

株式会社アイリスは、1946年創業の老舗ボタンメーカーです。日本最大規模で、天然素材のボタンから非天然素材のボタンまで幅広く取り扱っています。シリコンワッペンやストッパー等のボタン以外のパーツも取り扱っており、台湾や上海にも工場があります。

 

大阪プラスチック工業株式会社

※画像:大阪プラスチック工業株式会社TOPページより

メーカー名

大阪プラスチック工業株式会社

URL http://www.daipura.co.jp/

DAIYA大阪プラスチックは、大阪に本社があるボタンメーカーです。ポリスエステルボタン、ABS樹脂など非天然素材のボタンを得意としています。中国、ベトナムにも拠点があります。

株式会社カナセ

※画像:株式会社カナセのTOPページより

メーカー名

株式会社カナセ

URL https://kanase.co.jp/

株式会社カナセは、1919年創業の服飾ボタンの製造・開発を手がけるメーカーです。樹脂加工技術を活かし、多彩なデザインのボタンを提供するほか、アクリルシートの製造・販売も行っています。

おすすめのポリエステルボタン

BNP-002

植物由来の原料を配合させた貝調ポリエステルボタン。温室効果ガスの増加を抑制させ、環境に配慮したボタンです。主にシャツやブラウスに使用します。サイズは9㎜・10㎜・11.5㎜、色は白・アイボリー・黒の展開です。

まとめ

ポリエステルボタンは、色や柄の自由度が高く、水牛・貝・ナットなど、さまざまな天然素材の風合いを表現できるボタンです。シンプルなデザインから個性的なものまで幅広く対応でき、シャツやブラウス、ジャケット、コートなど、さまざまなアパレル製品に使用されています。
選定する際は、服のデザインや生地との相性だけでなく、洗濯・クリーニングなどの取り扱い条件も確認することが大切です。また、発注時や縫製工場へのデリバリー時には、品番・色・サイズ・数量などを正確に共有し、スムーズな生産につなげましょう。
ポリエステルボタンの特徴を理解し、製品のイメージや用途に合ったボタン選びに役立ててみてください。

 

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