プラスチックバックルとは

  • 2024年12月26日

プラスチックバックルとは

 

名称(日本語/英語)

プラスチックバックル(ぷらすちっくばっくる) /plastic buckle

カテゴリ 副資材
種類 大カテゴリ(バックル)

概要

プラスチックバックルとは(ぷらすちっくばっくる/英語名・・・ plastic buckle)とは、ポリアセタール、ナイロン、ポリエステルなどの軽量で強度のあるプラスチック素材で作られたバックルです。

用途

衣服、バッグ、アウトドア用品、スポーツ用品、ベビー・キッズ用品などのサイズ調整や開閉、固定の目的で使用されます。

 

魅力

プラスチックバックルの最大の魅力は軽さです。金属のバックルでは重さがあり、アウトドアやスポーツ製品、キッズ向けの製品には不向きです。例えば山登りをする際のリュックサックに金属バックルが何個もついていたら重く、活動に影響がでることもあります。また、キッズ向けの製品に金属バックルが付いていた場合、重くて硬いので接触した際にケガをする恐れがあるのでそういった場面では軽く、耐久性があり調整機能の優れた特性のあるプラスチックバックルが活躍します。

特徴

金属製のバックルに比べて軽量で錆びにくいという特徴があり、湿度や気候に強く、長時間使用しても劣化しにくいという利点があります。そのため、特に軽量化を重視する場面や、コストを抑えたい場合に選ばれます。

代表的なプラスチックバックルの種類

代表的なプラスチックバックルの種類

  1. リリースバックル
  2. ラダーバックル
  3. プッシュバックル
  4. 通しバックル

1.リリースバックル

リリースバックルは、片手で簡単に開けることができるバックルです。特にスポーツウェアやアウトドア用品に使われることが多いです。簡単にストラップを調整できるため、着脱の迅速さが求められる場面で便利です

2.ラダーバックル

ラダーバックルのラダーは英語で「はしご」を意味する。その名の通りはしご型をしてる。そこへストラップを通し調整するタイプのバックルです。調整がしやすく、特にリュックやベルト、ショルダーバッグに使われます。長さを無段階で調整できるため、非常に柔軟なフィット感を提供できます。

3.プッシュバックル

プッシュバックルは、押すことで簡単にバックルが開くタイプのバックルです。着脱が迅速であり、特にカジュアルな衣服やアウトドア用品で使用されます。フロントリリースバックルとも呼ばれます。

通しバックル

トレンチバックルともいわれ、金属バックルでよく見る形です。ピンの有り・無しも発注時に指示します。

 

代表的な資材メーカー

  • 『Nifco』
  • 『YKK 株式会社』
  • 『DURAFLEX』

Nifco

株式会社ニフコのホームページ

メーカー名

株式会社ニフコ

URL https://www.nifco.com/

株式会社ニフコは工業用プラスチックファスナーの製造・販売を目的に1967年に創業。自動車や住宅、家電、スポーツ等様々な分野で製品は使用されています。代理店から購入可能です。

YKK株式会社

メーカー名

YKK㈱ジャパンカンパニー

URL https://www.ykk.com/

YKK株式会社はファスナーや面ファスナー、プラスチックパーツ、テープ等のファスニング製品を製造・販売している会社です。

DURAFLEX

 

メーカー名

DURAFLEX

URL

https://www.duraflexgroup.com/

DURAFLEX(デュラフレックス)はアウトドアスポーツ用品業界向けプラスチック製バックルおよびアクセサリーの世界的大手ブランドです。日本では代理店より購入が可能です。

取り扱い上の注意点

過度な力をかけない

プラスチックバックルは強度が金属に比べて劣る場合が多いので、過度に力をかけたり、引っ張ったりしないように注意しましょう。急激な衝撃や無理な力がかかると割れたり、変形したりする可能性があります。プラスチックバックルには強度や耐荷重の制限があるので使用する際は、バックルが設計された用途や荷重範囲を守り、適切に使用することが重要です。

高温の場所を避ける

プラスチックは高温で変形したり、劣化したりすることがあります。バックルを直射日光の下や熱い場所に置かないようにしましょう。例えば車内などは高温になりやすいので注意が必要です。

 

化学薬品や溶剤に注意

一部のプラスチック素材は化学薬品や溶剤に弱い場合があります。特に溶剤や油分が付着すると、バックルの強度が低下したり、変色したりすることがあるので、使用後は汚れをきちんと拭き取ることが大切です。

資材発注時の注意とポイント

用途の確認

バックルの使用目的に応じて、強度や耐久性が求められる場合があります。例えば、アウトドア用品やスポーツ用品には特に耐久性が必要です。キッズ、ベビー用品は安全性も必要になってきます。

サイズと形状

必要なサイズや形状を正確に確認してください。バックルのサイズは、使用するストラップやベルトの幅に合ったものを使用してください。

ロット・単価・納期

最小発注数量や単価について確認し、予算に合った発注を行うことが大切です。また、海外製の場合は輸送費や取り寄せの納期もかかるので注意が必要です。

環境への配慮

環境に配慮した素材や製造工程を選ぶことも、企業の社会的責任として考慮されるとよいでしょう。

まとめ

プラスチックバックルは軽量性・耐久性が優れており、衣類、バッグ、アウトドア用品、スポーツ用品など、さまざまな用途で使用されます。注意事項に気を付けて正しい使用をしてください。プラスチック以外にも金属バックルや革巻きバックルなどもありますので、詳しくは「バックルとは」のページをご覧ください。

参考文献

  • Nifco サンプル帳
  • YKK サンンプル帳
  • アイリス PARTS&BUCKLE

 

 

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