ナットボタンとは

ナットボタンとは

名称(日本語/英語)

ナット釦(読み方:なっとぼたん) / nut button

カテゴリ副資材
種類大カテゴリ(ボタン

概要

ナットボタン(日本語名・・・ナット釦(読み方:なっとぼたん)/英語名・・・nut button)とは、ヤシの実を原料に作られる天然素材のボタンのことです。主に「タグアヤシ」と呼ばれる南米原産のヤシの実の種子(コロゾ)が使用され、象牙に似た質感を持つことから、「アイボリーナット」とも呼ばれています。

成り立ち

ボタン自体の起源は紀元前4000年も前です。現在のように留め具としてではなく、装飾品として使用されていたと考えられています。その後、ヨーロッパ未開拓時代に古代ゲルマン民族が北方地域に移住した際、寒さから身を守るために体に布や毛布を巻き付けるようになりました。そこで初めて留め具としてのボタンが誕生したと言われています。当時は動物の骨や角、貝、木の実などを加工して作っていたそうです。現在使われている天然ボタンの「水牛ボタン」や「ナットボタン」、「木ボタン」などの天然素材のボタンはこういった歴史から生まれました。

用途

衣類

スーツやジャケット、シャツ・コートの合わせ目、シャツの袖口(カフス)、ボトムスのフロント

ナットボタンが使われる衣類


ナチュラルテイストや落ち着いた印象の衣類によく使用されます。
天然素材の生地との相性が良く、全体の雰囲気を損なわずにまとめることができます。

魅力

天然素材ならではの個性

ナットボタンの写真

  1. 天然素材ならではのマーブル模様や年輪のような模様一つ一つが違う柄を持っていることです。
  2. また経年変化によるツヤや色の変化も楽しめるのが魅力です。

特徴

天然素材ならではの質感

ナットボタンは天然素材のため、色味や表情に個体差があります。滑らかで落ち着いた光沢があり、年輪のような木目模様が特徴的です。

硬く、耐久性が高い

ナットボタンは非常に硬く、摩耗に強い素材です。割れにくく、実用性にも優れたボタン素材として広く使用されています。

染色性に優れている

ナットボタンは乳白色をしており、染料をよく吸収する性質があります。ナチュラルカラーから濃色まで、幅広い色の表現が可能です。

染色したナットボタンの写真

取り扱い上の注意

  • 天然素材のため、水分や湿気の影響を受けやすい素材です。選択の際は長時間の水洗いや高温乾燥を避けてください。
  • 直射日光や高温多湿の環境では、変色やひび割れが生じる場合があります。

代表的なボタンメーカー

ボタンの代表的な資材メーカは以下です。

  • アイリス
  • 幸徳ボタン

アイリス

アイリストップページ画像
※画像:アイリスTOPページより

メーカー名

株式会社アイリス

URLhttps://www.iris.co.jp/

アイリスは、1946年創業の老舗ボタンメーカーです。日本最大規模で、天然素材のボタンから非天然素材のボタンまで幅広く取り扱っています。シリコンワッペンやストッパー等のボタン以外のパーツも取り扱っており、台湾や上海にも工場があります。

株式会社 幸徳ボタン

メーカー名

株式会社幸徳ボタン

URLhttps://koutoku-button.jp/

株式会社幸徳ボタンは、ボタンを主力とした服飾付属品卸売り業者です。8000種以上のボタンの取り扱いがあり天然素材のボタンも多く扱っている。

インなどもあり、レディースアパレルに人気があります。

まとめ

 

ナットボタンは、ヤシの実を原料とした天然素材のボタンで、硬さと耐久性、自然な質感を併せ持つボタンです。ナチュラルな印象から上品な表現まで幅広く対応でき、衣類のデザインに自然なアクセントを加えることができます。