メタルボタンとは

概要

メタルルボタン(日本語名…金属釦(読み方:めたるぼたん)/英語名…Metal button)とは、真鍮(ブラス)やアルミ、亜鉛合金などの金属を素材として、さまざまな製法で作られたボタンです。
用途

服の生地を留める実用的な機能に加え、重厚感や光沢を活かしたファッションの装飾・アクセントとして広く使われます。代表的にはブレザーや制服、コート等に使われます。
特徴・魅力
高級感がある

金属ならではの光沢や質感があり、洋服全体を上品な印象に仕上げます。
耐久性が高い
衝撃に強く割れにくいため、長期間使用する衣類にも適しています。
カラーやデザインが豊富

ゴールド・シルバー・ブラックニッケル ・アンティークゴールド ・アンティークシルバー など、さまざまなカラーや仕上げがあります。また、ブランドロゴや紋章、模様を刻印することも可能です。
重量感がある
樹脂製ボタンよりも重量があるため、高級感を演出できます。一方で、薄手の生地では重さが負担になる場合もあります。
代表的なメタルボタンの種類
メタルボタンは、作り方(製法)によって特徴や適したデザインが大きく異なります。製法は大きく分けて「プレスして作るタイプ」と「合金を溶かして型に流し込むタイプ」の2つがあります 。ここでは、代表的な4つの種類をご紹介します。
カブセボタン
プレス製法で作られるメタルボタンの代表格です 。制服のブレザーや学ランなどでよく見かけるボタンがこれに当たります 。 真鍮の板からプレスした「上のパーツ」と「下のパーツ」の2つを組み合わせて作られており、中が空洞になっているため、メタルボタンでありながら軽いのが大きな特徴です。 また、メッキ加工の際に水に沈めるため、裏側に穴が開いているのもカブセボタンならではの特徴です 。
一枚ものプレスボタン
一枚の金属板をプレスして抜き、そのままボタンの形状に成型したものです 。 プレスのみで加工するため複雑な立体形状を作るのには限界がありますが、比較的薄くスマートなボタンに仕上げられるのが特徴です。
ダイキャストボタン
ダイキャストボタンは溶かした合金を金型に流し込んで作る方法です。より立体的で、中身も詰まっているため、重厚感のあるボタンに仕上がります。また、金属の型のため、型の耐久性も高く、たくさんのリピート生産も可能です。
ラバーキャストボタン
ラバーキャストボタンは、ダイキャストの金型がラバー(ゴム)型になったものです。原型のボタンを作り、そこにラバーを流し込み、ラバー型を作ります。この作り方だと、金型では表現しづらい細かい表現も可能になります。また、ラバーなので、型代も金型に比べるとリーズナブルです。一方で、型が金型ほどの耐久性がないため、大量にリピート生産する商品の場合、型を何度も作る必要があります。
資材発注の際の注意点
- 検針器対応品を選ぶ…検針器非対応だと製品検査時に検針器に反応してしまいます。
- ニット製品に使う際はクリア加工を施す…ニット製品は原料を漂白するときに使う塩素が残留している可能性があり、その影響でメッキが腐食することがあり、それを軽減させる為にクリア加工をしてボタンをコーティングします。(※クリア加工をしてもメッキの腐食を完全に防げるわけではございません。)
- 製品洗いのバイオ加工はボタンを後付けする…メッキが腐食する可能性があります。
取り扱い上の注意
- 透洗濯をする際は漂白剤は使用不可…メッキや塗装が変色・剥離するおそれがあります。
- 高温多湿の環境で長期間保管しない…湿気などの影響により、金属表面に酸化・腐食が起こりやすくなります。
- 金属アレルギーに注意…金属アレルギーの方は、金属の種類や表面処理によってアレルギー反応を起こす可能性があります。肌に直接触れる場合はご注意ください。
代表的なボタンメーカー
ボタンの代表的な資材メーカは以下です。
- 株式会社アイリス
- 清原株式会社
- 大阪プラスチック工業
- 御田釦販売株式会社
株式会社アイリス

メーカー名 | 株式会社アイリス |
|---|---|
| URL | https://www.iris.co.jp/ |
アイリスは、1946年創業の老舗ボタンメーカーです。日本最大規模で、天然素材のボタンから非天然素材のボタンまで幅広く取り扱っています。シリコンワッペンやストッパー等のボタン以外のパーツも取り扱っており、台湾や上海にも工場があります。
清原株式会社

メーカー名 | 清原株式会社株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kiyohara.co.jp/ |
まとめ
メタルボタンは、高級感・耐久性・デザイン性を兼ね備えた人気のボタンです。真鍮や亜鉛合金、ステンレスなど素材によって特徴が異なり、ジャケットやコート、デニムなど幅広い製品で活躍しています。用途やデザインに合わせて最適な素材や仕上げを選ぶことで、製品全体の価値や印象をさらに高めることができます。