尾錠・アジャスターとは

  • 2025年7月16日

尾錠・アジャスターとは

 

名称(日本語/英語)

尾錠・アジャスター(びじょう・あじゃすたー) / buckle・adjuster

カテゴリ 副資材
種類 大カテゴリ(バックル)

概要

尾錠とは(びじょう/英語名・・・buckle)とは、ベルトを留める為の留め具の事を指しますが、一般的に腕時計など小さな留め具を「尾錠」、パンツやベルトに使われる比較的大きめな留め具を「バックル」と呼び分けています。
アジャスターとは(あじゃすたー/英語名・・・adjuster))
サイズや長さを調整するための部品のことを指します。衣類やバッグ、アクセサリー、家具など、さまざまなアイテムに使われています。

用途

衣類、帽子、アクセサリー、時計などのサイズ調整や、ベルトを留める役割

魅力

①性別・体型・年齢問わずサイズが合わせられる

衣類や帽子、アクセサリーの尾錠やアジャスターがあることで性別・体型・年齢を問わず着用者にぴったり合うサイズ感を提供できます。これにより、製品の汎用性が大きく向上します。

②持ち運びが便利

バッグやベルトのアジャスターは、サイズをコンパクトに調整できるので、持ち運びや収納に便利です。アウトドアギアや旅用品に特に多用される理由の一つです。

③デザインの一部

最近では単に機能的なだけでなく、デザインの一部として魅せる要素にもなっています。金属製やレザー調の高級感あるものなど、ファッション性も重視されるようになっています。

代表的な尾錠・アジャスターの種類

代表的な金属バックルの種類6つ

  1. 金属尾錠(バックル)
  2. アジャスターバックル
  3. スナップバック
  4. 面ファスナー
  5. ドローコードアジャスター
  6. ウエストアジャスター

1.金属尾錠

腕時計、ベルトに使われよく目にするバックルです。サイズやカラー展開も豊富です。

2.アジャスターバックル

ベストの背面にサイズ調整として付いている事が多いです。真ん中の線が1本固定のものを「山型送り」といい、2本とも動くものが「新山型送り」といいます。六角とも言われており、見た通り六角形をしたバックルです。

3.スナップバック

帽子の後ろについているサイズ調整できるポチポチの部分です。「アメリカンアジャスター」とも呼ばれます

4.面ファスナー

いわゆるマジックテープの事です。子供服や作業服、アウトドア用品などに多く使用され、誰でも簡単に着脱できます。

5.ドローコードアジャスター

ドローコードとは衣服の袖口や裾、ウエスト部分を締めるために使用される、留め具付きの紐(ゴム)の事です。近年ではデザインとしてドローコード付きのファッションアイテムが増えてきています。

ウエストアジャスター

紳士服のウエストに使用されます。サイズが調整できるので体系の変化にも対応が可能です。

代表的な資材メーカー

  • 『モリトジャパン株式会社』
  • 『ゴンドラ商事株式会社』
  • 『株式会社アイリス』
  • 『YKK株式会社』

モリトジャパン株式会社

※モリトジャパン株式会社ホームページ

メーカー名

モリトジャパン株式会社

URL http://www.morito.co.jp/

モリトジャパン株式会社とは、アパレルから自動車まで、幅広い分野に多種多様なパーツを供給するパーツの総合商社です。

ゴンドラ商事株式会社

※ゴンドラ商事株式会社ホームページ

メーカー名

ゴンドラ商事株式会社

URL http://www.gondola.co.jp/

ゴンドラ商事株式会社とは、ファッションパーツを中心とした総合的な服飾付属品の専門商社です。

株式会社アイリス

メーカー名

株式会社アイリス

URL https://www.iris.co.jp/

株式会社アイリスは1946年創業のボタンや機能パーツなどの服飾パーツを製造・販売する専門メーカーです。

YKK株式会社

メーカー名

YKK㈱ジャパンカンパニー

URL https://www.ykk.com/

YKK株式会社はファスナーや面ファスナー、プラスチックパーツ、テープ等のファスニング製品を製造・販売している会社です。

取り扱い上の注意点

検針・非検針に注意

金属製のほとんどは検針機対応ですが、サイズによっては非検針になりますのでご注意下さい。非検針のものを使用する場合は検品作業時にX線検査やハンド検針機検査などになり検査代が上がります。

劣化に注意

プラスチック製バックルは高温多湿や低温や負荷をかけることで劣化が進むことがあります。環境に注意して使用しましょう。

選定ポイント

 

付けるアイテムによって種類を決めます。サイズや形が豊富ですので、用途に合ったものをお選び下さい。

資材発注時の注意とポイント

①上記の取り扱い上の注意点でも述べましたが、金属製のものは検針機対応か否かを確認して発注しましょう。

②面ファスナーを使用する際はオス(フック側)・メス(ホック側)がありますので、片面だけでなく両面を発注するようにしましょう。

尾錠を発注する際は「ピン付き」か「ピン無し」を指定しましょう。「ピン付き」の場合は単価も上がりますのでご注意下さい。

バックルのピン

まとめ

ひとことに尾錠・アジャスターと言っても様々な種類があります。小さな付属ですが、サイズが調整できることで成長や環境の変化に対応できるのでそのアイテムが長く使用でき、サステナブルな観点としても注目されています。また、機能性だけでなくファッションのデザインとしてもアクセントとして使用することができ、「快適さ・機能性・サステナビリティ・デザイン性」が揃った、現代のライフスタイルに合った付属と言えます。是非、使用してみて下さい。

 

参考文献

  • MORITO サンプル帳
  • アイリス株式会社 サンプル帳

 

 

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