アクリルボタンとは

概要
アクリルボタン(日本語名…アクリル釦(読み方:あくりるぼたん)/英語名…Acrylic button)とは、アクリル樹脂(PMMA)を原料として作られるプラスチック製のボタンです。ガラスのような高い透明感と、美しい光沢感を持っていることが特徴で、レディースアイテムを中心に幅広く使用されています。
用途
衣類
アクリルボタンは、ニット・カーディガン・ブラウス・ワンピースなど、比較的軽やかなレディース衣料に使用されることが多いボタンです。
透明感やツヤ感を活かし、アクセサリー感覚で使われることもあり、シンプルな服でも上品で華やかな印象を与えることができます。
雑貨・アクセサリー
アパレル用途だけでなく、ポーチやバッグ、小物雑貨などの装飾パーツとして使用されることもあります。
使用シーンと選ばれる理由

アクリルボタンは、「見た目の美しさ」を重視した製品で特に選ばれています。ガラスのような透明感を持ちながら、実際は樹脂素材のため軽量で扱いやすく、カラー表現や加工表現も豊富です。そのため、デザイン性を重視するブランドや、女性向けアイテムとの相性が良い素材として採用されています。
また、光を受けた際にきらっと見える独特の質感があり、春夏アイテムや清涼感のあるデザインにもよく使われます。
特徴
高い透明感
アクリル最大の特徴は、非常に透明度が高いことです。
アクリル樹脂は「有機ガラス」と呼ばれることもあり、ガラスのような透明度を持つ素材として知られています。 透明ボタンとして使用すると、軽やかで抜け感のある印象になります。
美しい光沢感
表面に自然なツヤがあり、光を反射して上品に見えることも特徴です。特にクリア系やパール系のアクリルボタンは、アクセサリーのような存在感を演出できます。
加工表現が豊富
アクリルは加工性が高く、様々なデザイン表現が可能です。
例えば、透明タイプ、ミラータイプ 、パール調、ラメ入り 、オーロラ塗装、カラークリアなど、ファッション性の高いボタンを作ることができます。
魅力
コーディネートのアクセント
アクリルボタンは、ボタン自体にデザイン性があるため、服のアクセントとして機能します。特にシンプルなニットやブラウスでも、ボタンを変えるだけで雰囲気を大きく変えることができます。
軽量で扱いやすい
見た目に高級感がありながら、素材自体は軽量なため、薄手の生地にも使用しやすい素材です。重たい金属ボタンでは生地が垂れてしまうようなアイテムにも適しています。
代表的なアクリルボタンの種類
透明タイプ

アクリル特有の透明感をそのまま活かした定番タイプです。清涼感があり、春夏アイテムによく使われます
ミラータイプ

裏面に箔加工を施し、鏡のような光沢感を出したタイプです。アクセサリー感覚で使用されることもあります。
パール調タイプ
パール箔を入れることで、柔らかな光沢感を表現したタイプです。レディースアイテムや上品なデザインによく使用されます。
資材発注の際の注意点
- 色ブレの確認…透明素材は、ロットごとの色差や透明感の違いが目立ちやすい傾向があります。特にカラークリア系やラメ入りの場合は、量産前にサンプル確認を行うことがおすすめです。
- 傷の確認…アクリルは表面がきれいな反面、細かな擦り傷が目立ちやすい素材でもあります。検品時には、光を当てながら表面状態を確認する必要があります。
取り扱い上の注意
強い衝撃に注意…アクリルは透明感に優れる一方で、強い衝撃で欠けたり割れたりする場合があります。
黄変の可能性あり…透明感のあるボタンではありますが経年により黄変する場合もあります。
- 洗濯時に注意が必要…箔押しなどの加工がされている場合、塩素漂白は避けましょう。
代表的なボタンメーカー
ボタンの代表的な資材メーカは以下です。
- 株式会社アイリス
- 高田釦貿易株式会社
株式会社アイリス

メーカー名 | 株式会社アイリス |
|---|---|
| URL | https://www.iris.co.jp/ |
アイリスは、1946年創業の老舗ボタンメーカーです。日本最大規模で、天然素材のボタンから非天然素材のボタンまで幅広く取り扱っています。シリコンワッペンやストッパー等のボタン以外のパーツも取り扱っており、台湾や上海にも工場があります。
高田釦貿易株式会社

メーカー名 | 高田釦貿易株式会社 |
|---|---|
| URL | http://www.daipura.co.jp/ |
まとめ
アクリルボタンは、透明感・光沢感・デザイン性を兼ね備えたボタン素材です。ガラスのような美しさを持ちながら、軽量で扱いやすく、様々な加工表現ができることから、レディース衣料を中心に幅広く使用されています。服の印象を左右する副資材として、アクリルボタンはデザイン性を高める重要なパーツのひとつといえるでしょう。