漢字では麻や葛などの植物の繊維を利用した織物を「布」と表し、絹の織物を「帛」(はく・きぬ)と表しました。布と帛をあわせて布帛(ふはく)と言う言葉は元々、天然繊維の織物を表す言葉でした。現在では不織布やメリヤス生地、レース、化学繊維も含めて布(ぬの)と呼んでいます。また英語のテキスタイルと言う言葉も元来は織物を指す言葉でしたが現在は広く繊維を薄く加工した繊維全般を指す言葉として使われています。織物(おりもの)は縦糸と緯糸を交差させて作られた布地で一本の糸をループ組織にして作られるメリヤス生地(編地・カットソー)や繊維を絡み合わせて布状に加工する不織布とは区別されます。
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